心からの御礼とともに、ご報告

今日は心からの感謝とともにご報告します。

はいさい!OKIです!

今日はArc City Rainのカテゴリにも入れてますので、

Arc City RainのOKI☆ROCKとして、

というかたった一人の男ととして

皆様にご報告があります。

皆さんに2019年の挨拶も出来ないまま2月に突入しました。

日々の生活の多忙さにかまけている中、

2月9日 16:00頃

父から電話が入りました。

弟が新潟でスノーボード中に頭を強打し

意識不明の重体で緊急搬送された。

最初はわけが分からず事態を飲み込めませんでした。

しかし、意識不明って気を失ってるだけのこともあったりする。

良く言えばシリアスに、悪く言えば大げさに物事は伝えられる。

こんなことは今まで何回も経験しているよ。

だから慌てないで続報を待とう。

そんな風に思っていました。

事態はそんなに甘くなかった。

父と妹が東京から新潟の病院に駆けつけ、

夜の22時頃に詳しい事態が判明。

脳の後頭部・深部より出血。出血箇所が悪くオペができない。

頭蓋骨を取り外し、脳の出血と腫れが引くのを待っているが、現在は手の施しようがない。

家族は覚悟をするように。

この言葉を聞いて、事態の深刻さを思い知らされました。

今夜が山だ。

なんていう言葉が俺の弟の身に起こるなんて信じられませんでした。

受けたショックを文章で表すのは不可能です。

言い方が悪いけど、俺は祖母祖父、父母に先に行かれる覚悟は

この歳だからある程度は出来ているけど、

弟に先に行かれる覚悟なんて一切出来ていないし

想定もしていない。

翌朝10時まで治療を続け、10時頃ドクターによる説明があるから

今夜はとにかく待機するように。と言われて家族は病院に待機。

俺は沖縄に在住しているので、どう頑張っても今からは新潟には行けない。

部屋で一人で朝を待つ辛さ。身を切るようなもどかしさ。

忍耐と一言で言えば簡単だけど、この身を切るような辛さは

経験した人なら、きっとわかってもらえると思います。

そして俺は考えた結果、一晩中、とにかく祈ることにしました。

それしかやれる事がないから。

俺は神様とか、大いなる存在というか、そういう類のものを信じています。

そういう人智を超えた存在は確実にあります。

今こういう事態になったから言い始めたのではないです。

昔から信じています。

…もしかしたら、これは俺に対する罰なのかな。

俺は年甲斐もなく、音楽ずっとやめやしないし、

それも中途半端にやってるし、

そのくせここ半年くらい前までは

「死んだって別にいいや」

なんて刹那的で短絡的な考え方で生きてきたから、

「ほう、ならば死がどんなものなのか教えてやろう」

ってメッセージなのかな。それなら弟にそれを与えるのは

ずいぶん理不尽じゃないか?

とか随分と内罰的且つ、

非建設的な考え方になってきたので、

一つ考え方を変えてみようと思い、

弟が生きる意味を考えてみました。

弟との思い出を振り返ると、

よく弟は

「俺はになんにもやりたいことも目標もない」

とよく言っていたな。

なぜかその思い出ばかりが蘇ってきて、

確かに弟は無趣味で、彼女も(俺の知る限り今現在は)いなく、

いつお前はこれからどうなりたのか?と聞いても

「わからん、別にそんなものはない、やりたいことなんてない」

とぶっきらぼうな答えしか返って来なかった。

俺は弟の絵の才能に小さな頃から気がついていて、

絵を描けよ。認めたくないけどお前には絵の才能はあると思うよ。

と(皮肉交じりに)何度も言ってみたけど、

「才能あるやつなんてたくさんいる」

みたいな事を言って真剣に絵を描こうとしなかった。

でも簡単に、ささーっと書いただけの弟の絵には、少なくとも俺はすごい魅力を感じていた。

でもそれなら、俺は弟に、もっと強く強く絵を描くことを勧めればよかったなぁ。

自信を持って貰えばよかった。俺ならそれが言えたのに。

そんなよくわからない気持ちが湧いてきました。

俺のお願い

もしお前がこっちに戻ってくる理由がなくって、あっちに行こうとしてるなら、

それは大きな勘違いで間違いだから認められないけれども、

やりたいことがなくたって、あっちに行かれたら困るんだけど、

一つ、小さなここにいる理由を俺が作ろう。

神様に約束をしよう。

俺は音楽をやってさ、お前には才能あふれる絵を描いてもらって、

一緒に楽しいアートをやろう。

そうやって兄弟で楽しく遊ぶのは昔はよくやってたから

大人になった今、本気で楽しく一緒に遊ぼう。

だから戻ってこい。まだまだ一緒にいたいから。

そしてどうか、神様でも仏様でもご先祖様でも名前はなんでもいいけど、

大いなる存在に、

俺はずっとあなたを信じてきたし、今も信じているから、

みんなも信じて祈ってくれているから

どうぞお願いを聞いてください。

一晩中祈り続けました。

年甲斐もなく、子供みたいな発想だと思われるかもしれませんが、

俺は本気でしたし、今でも本気です。

2月10日 その後

夜が空けて昼前に、連絡が入りました。

俺と、家族や友達たちみんなの願いはきちんと神様(と形容します)に届き、

弟は奇跡的に無事に峠を越えることが出来ました。

入った連絡で、思わず涙したのは

弟は薬で眠らされているのに、

手をピクピク動かそうとしている。

これは運動神経は少なくとも手には障害が残らない可能性が高い。

という内容でした。

きっと普通なら、

下半身は麻痺なのか!?とか、障害は残るの!?

とか、落ち込むんでしょうが、

俺は真逆で、

マジかよ、お前、絵が書けるじゃないかよ!

お前が回復したら、絶対にお前の才能ある絵を書かせてやるからな!

って本当に身勝手なことをを思ったんですが、

こんなのは俺の勝手な解釈でしかないかもしれないけど、

神様(ここではこう形容します)がチャンスをくれたんじゃないか。と本気で思っています。

そして2月10日 夜11時ごろ

更に弟の容態は回復に向かっているようで、眠らされて

意識はないものの、手を握り返すし、声にも反応し始めているようで、

更に看護婦さんが「家族が来てるよ」というと、身体を起こそうとまでするとのこと。

ああ、実に弟らしいなぁ。

こいつはきっと、家族に心配をかけてる、起きないと!

って思っているんだろうなぁ。

いつだって自分のことはさておき、他人を心配するヤツだよお前は。

そんな風に思います。絶対そうです。

兄貴の俺が言うのだから間違いありません。

俺がこの文章で伝えたかったのは、

まず、何より、弟がとにかく一命をとりとめてくれたことに、

心から感謝しています。

よく頑張って戻ってきてくれた。

俺たちの為に戻ってきてくれた。

そして、家族と、親しい人に支えられました。

そして、親戚一同。

心配して連絡してくれた友人。

みんな心から無事を祈ってくれました。

なによりの大きな助けになりました。

そして、お願いを聞いてくれた神様(ここでは…しつこいね)

心から感謝しています。本当にありがとうございます。

この感謝の気持ちを、公の場所できちんと伝えたかったです。

俺は、本当に幸せものです。

そして確信しました。

願いや祈りは、必ず実を結ぶということを。

この最悪の夜から学んだ、大きな収穫です。

もちろんまだ油断なんか出来ないし、気を引き締めて行かないといけない。

そして長い道のりになることも理解しています。

でも大丈夫。

早く弟の顔が見たいけど、逸る気持ちを抑えて、

俺は俺のやるべきことをやって

きっと俺がそっちにつく頃には目を覚ましているだろうから

まずはおかえりと。そしてありがとうを言わないと。

そんな風に思っています。

そして今はもう、楽しみで仕方がないです。

兄弟でまた思いっきり遊べるなんて。

弟が乗るかどうかわからないけど、

弟は俺のマジ命令に逆らったことは、俺の記憶の中ではありません。

だから一緒に遊んでくれるでしょう(笑)

そしてその作品をみんなに届ける事ができる日を、今からめちゃくちゃ楽しみにしています。

このブログは沖縄の生活を綴るOKILIFEと、Arc City Rainという音楽のブログではありますが、

今日この日のことは俺の人生で一生忘れられない一日になりましたので

こうやって公開させていただきます。

本当に長文でしたがありがとうございました。

感謝と愛を込めて。

OKI

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ABOUT US
OKI
東京生まれ、東京育ち。 母方の田舎が沖縄なので沖縄の血が流れている。 知念里奈に顔の造りが似ており、中学生の時のアダ名は男なのに「リナ」 性格は沖縄の暮らしにぴったりな、のんびりなんくるないさ~的なノリ 沖縄の青い空とエメラルドグリーンの海に囲まれて 楽しく暮らすライフログを発信中!